かんない金融倶楽部復習ノート(シーズン3 第9回定例会)

三連休前の9月16日はかんない金融倶楽部の定例会でした。共有した主な内容を簡単に整理します。

直近相場動向

  • 日経平均は8月17日に29222円のピークをつけた後下落傾向です。27000円台での推移です。
  • 8月の米CPIで市場予想以上にインフレが明らかとなると、発表直後にNYダウ先物が急落。結局9月13日のダウ平均は1000ドル超の下落となり、新型コロナ感染症で特に混乱期にあった2020年6月以来の大きな下げ幅となりました。
  • 為替レートは円安が続いており、一時144円98銭まで円安が進みました。

先月の補足

  • 先月のSBIホールディングスの社債の利率が0.9%で確定しました。したがって、100万円の購入で半年ごとに4500円(税引前)の利子が得られることになりました。

政策と景気

  • 景気が良くなること自体は良いのですが、それに伴ってインフレが生じます。インフレターゲットよりも大きなインフレが起こると国民生活に悪影響を及ぼすため、中央銀行は金融引き締め政策を行います。
  • 金融引き締めでは政策金利を上げます。これにより市中に出回るお金が減り、モノの購入が手控えられるため、インフレが抑制されます。ただし、景気悪化という痛みを伴います。
  • 金融引き締めによって株価の下落、不動産の下落が経験的に明らかになっているため、投資家のお金はそれ以外の何処かに向かいます。
  • 上がるから買う、買うから上がるの流れは平成バブルでの不動産でした。現代ではその流れが暗号資産に向かっているように見えます。

なお、過去分を含めた全ての動画アーカイブをサロンメンバー(有料)に公開しています。

次回の定例会は10月21日(金)開催予定です。

*共有内容は個人の感想です。行動は自己責任で。

関連記事

運営者

運営者プロフィール

日本FP協会AFP、キャリアコンサルタント、認定心理士。

最初に買った株は大暴落の憂き目に遭い、学生時代の数年のバイトで貯めた資金を3日で半減。そこから市場研究と実践を重ね、リーマンショックなどの不況も乗り越え投資歴20年以上。

家計管理にも詳しく、年間約100本のセミナーや勉強会を実施し好評を得ている。

TOP