徐々にwithコロナへの対応が増えてきました。昨年、一昨年は年末の帰省に躊躇することも多かったですが、今年の年末はある程度自由にできそうな雰囲気も漂っています。状況が好転していることを願いつつ、帰省に飛行機を通常使う方向けに、航空券の予約について記します。
大手キャリアは330日前から予約ができる
国内線航空券は、かつては搭乗日2ヶ月前から予約が可能でしたので、準備を始めることが出来るのは11月からでした。それが、2019年秋にJAL, ANAが330日前予約を始めたことから、大幅に予約開始時期が早まりました。その結果、2月の初旬には、その年の年末年始の航空券の予約になりました。記事執筆時点の5月では、来年4月の一部まで購入が可能になっています。
早めの航空券予約の際の注意点
早めに航空券を購入できるのは良いが、いくつか心に留めておくべきことがあります。
予約可能なのは、2大キャリアのみ
スターフライヤー、スカイマーク、ピーチなどは330日前販売を行っていません。ただしANAやJALとのコードシェア便は(例えば、ANA便名でのSFJ北九州=羽田線)一部可能です。
決済期限が早い
予約はあくまでチケットを購入する権利を持っているに過ぎないので、期限までに決済をしないとその予約は取消されます。航空券の種類にもよりますが、決済期限は予約日を含めて1〜3日以内がほとんどです。
購入後のキャンセルは手数料がかかる
購入後にキャンセルをする場合、それが紙ではなくeチケットだとしても、払戻手数料(航空券1枚につき440円)が適用されます。また、予約変更ができない航空券を中心に、搭乗日が近づくと、払戻手数料に加えて段階的に取消手数料が適用されます。取消手数料は運賃の5~50%が多いです。この手数料体系はJALが段階的に変更を行なっているので、詳しくはリンク先をご覧ください。
便自体がキャンセルや変更になることがある
2022年末の航空ダイヤは予定であり、確定しているわけではありません。したがって、予約していた便がダイヤ確定の時点で消滅している可能性はあります。便自体が消滅した場合は、手数料無料で多便に振替できます。日付の変更も30日以内であれば可能です。
早い=最安値とは限らない
航空券の運賃は、予約した時点のものが適用される。したがって、その後仮に値下げしたとしても、差額を返還してくれることはありません。
また、LCC航空会社が年末年始の運賃を発表した時に、そちらの方が安いことは十分にあり得ます。
マイルがある人は特典航空券も検討する
例年、年末年始のマイルを使った特典航空券は最初から諦めるくらいの争奪戦になりがちですが、有償チケットよりもマイルを使った方がコストパフォーマンスが良い場合が多いです。並行してチェックしておきましょう。なお、特典航空券の予約も330日前から可能です。
コロナ特別対応が続々廃止に
都道府県を跨ぐ移動が事実上解禁になり、航空各社も徐々に平常運転に戻そうとしています。一時期は予約便の取消や変更が手数料なしで受けてくれましたが、それもほとんど無くなっています。それどころか、航空各社の業績が悪化しているため、コロナ前の2020年以前よりも待遇が後退しているものも出てきています。これからも色々な変更が予想されます。情報に注意し、大きな不利を被る事が無いようにしたいものです。